本はタイトルが9割? 販促なしでも売れる本の9つの秘密

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「売れる本をつくるために何が大事なんでしょうか?」
「出版はタイトルが9割、と聞いたんですけど本当ですか?」

私がセミナーなんかをするとよく聞かれる質問です。
私にかぎらず、作家さん、ほかの編集者さんなどなど、皆が「売れる本とは何か?」を考え続けてきました。

「マーケティングがない本は売れない」という人もいます。
「誰が書くかが何より大事」という人もいます。
「企画ですべてが決まる」という人もいる。
「やっぱり内容がよくなければ売れない」という人もいる。
「売れている本の多くがいい内容ではない。内容よりタイトル」という人もいます。

当たり前の結論ですが、結局、出版は総合力勝負なのです。
私が分類するものでいうと次の9つの項目があります。

①タイトル
②カバーデザイン
③本文デザイン
④著者
⑤企画
⑥文章
⑦コンテンツ
⑧マーケティング
⑨時流と運

この9つの総合力で決まります。全部必要ですし、すべて大事。
一見当たり前ですが、この総合力の計算の仕方にはポイントがあると思います。それは、

一部がゼロでも、他が高ければ補える

ということ。
たとえば、メールリストやファンがいなくても10点中0点か1点だったとしましょう。それでも、他の項目の点数が高ければ、売れる本になる可能性があるのです。
文章力やコンテンツの点数が低くても、マーケティングやタイトルの点数が高ければ、売れるものになるのです。

だから、大事なのは、すべての点数で高いものを目指すこと。これができれば、先ず売れるものにできます。
仮に点数が低いものがあっても、他を高めればいいのです。9つあると大変と感じるかもしれませんが、たった9つです。それぞれの点数を高めていきましょう。

総合力が高ければ、必ず売れるものになるのですから。

スライド1

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